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防災・減災

誰もが避難所開設可能に自作マニュアル検証

11日で東日本大震災発生から10年となるのを前に、魚住まちづくり協議会(橋本等会長)が7日、コロナ下での地震発生を想定し、住民の誰もが避難所開設に携われるようにと作成したマニュアルを検証した。

同協議会が毎年実施する防災訓練の一環。災害時、役員らが避難所の開設に間に合わない場合に備え、手順や避難者の誘導などを示すマニュアルを作成。このマニュアルや防災資機材を収めた倉庫の鍵などを入れた「ファーストミッションボックス」をコミセン近くに設置することを決めた。

指定避難所の魚住小学校体育館(魚住町清水)は約150人の収容を見込むが、コロナ下では3分の1しか受け入れられない。そのため避難者を発熱などがある人、お年寄りや障害者ら「要支援者」。いずれにも該当しない人ーと3グループに分ける必要がある。

この日の検証では、最初に学校に着いた住民が「ファーストミッションボックス」を開け、ほかの住民と協力して避難者をグラウンドで3グループに分けるまでの手順を確認。マニュアルの改善点などについて意見交換をした。

橋本会長は「何度も改善を繰り返し、実効性のある仕組みにしたい」と話す。
(小西隆久)

2021/3/8 05:30神戸新聞NEXTより

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